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異常者の愛 感想・考察

異常者の愛
全6巻読み終えました。
とても面白かったので感想と考察を・・・

※以下ネタバレ注意!!
  


ストーリーとしては、
所謂ヤンデレ?系の女の子が主人公の男の子を好きになり、男の周りの女を排除(物理)しながら自分が一番になろうとし、
男の方は男の方で、そんなヤンデレ女の子から逃げつつ反撃しつつ最終的に復讐をする
という話です。

○殺人鬼:三堂三姫が言う「本物の愛」
三堂三姫は「好きな人の為ならどんな痛みも耐えられる、喜んで死ねる」
それが三堂三姫の考える"愛"である。
一方主人公、一之瀬一弥達はそれこそが異常だと感じる。
人の気持ちは変わるものだし、嫌いになってもその後好きであるならばそれは"愛"である。

まぁ愛って難しいものだし、人によって価値観が違うしこれが正解って言うのはないかもしれない。

三堂三姫が異常者たらしめるのは他人の気持ちは聞かない、自分の思うことが正しいというはっきり言って「自分本位」な考え方だろう。

彼女にとってどこを切り取っても"自分"だった。
他者の気持ちを考え汲み取れていれば、もっと違ったものになっていたんだろう。

足りなかったのは"躾"ではなく"言葉"だったのではないだろうか・・・


○ストーリーからラストについて
当初、ヤンデレ系というかサイコパス系?の彼女とそれに振り回される不運な主人公、
といった印象だったが、主人公が復讐を誓ってから変わっていった気がする。

終盤はぶっちゃけデス○ート並の読み合いみたいになっていた気がするが・・・漫画が違う。
それはそれで面白いけど、なんていうか勿体無いなって気持ちになりました。

また、それこそ某ノートご用達、サイコパスというかマイノリティ・一般的な悪の敗亡という結果に終わってしまいました。
まぁ死=敗北かどうかは置いといて。
あそこから大逆転があっても面白かったと思う。
一番は火事とかで死んだのか死んでないのか分からない、という感じがベストかな、と個人的に思いましたが・・・


○弱体化
当初一瞬で主人公の背後に回りこみ両腕の指を紐で拘束するという某格闘漫画も驚きな体術を見せた三堂三姫
なにそれ、グラップラーにでも教えを請いたかと思うくらいの動きに驚いた読者も多かったのでは・・・

しかしその後この体術が後半生かされなく、明らかに弱体化してしまいました。
筋トレもしていたのですが特に意味はありませんでした。

この体術が後半も生かせれば、恐らく主人公になど遅れを取らなくむしろ大勝利してたかもしれませんが、それはストーリーの都合上ご破算になったのでしょう、勿体無い・・・


○主人公も相当アレ
主人公も主人公で相当アレでした。
三堂三姫の母親の死が記憶喪失のキッカケだとしった主人公はそれが付け入る隙のように考える。
この感情の動きは主人公もとっくに壊れちゃってるのでは?という感じ。
三堂三姫を殺す(探す)為にいろんな女の子とセックスして(接点を持って)情報を得つつ金を稼ぐというヤリチン真っ青な計画を立てる辺りすげぇやと思う。


○家族・遺族について
あまり語られなかった家族や遺族。
おそらくこれも構成の都合上仕方が無かったのだろうけどもう少し知りたかったな。と。
骨壷盗まれた遺族どうしたんだよ・・・


○単行本の表紙でネタバレ
「あーこの巻でこの子が犠牲になるのかー」感が凄い。
最終巻は「あーなるほど」となりました。



○総評
三堂三姫には勝って欲しかった
と思います。
ああいう歪んだ性格の方が勝利しても面白いんじゃないかなって。

ってか先生のアフターないんですがそれは
最終的に各方面に利用されて裏切り、裏切られの先生。
もうここは三堂三姫の後をついで先生に復讐してもらうしかなくね?

もしくは、三堂三姫の最初のセックスの時に実は子供を宿していてその子が大きくなって・・・

っていうのも面白いと思う。番外編的なのあったらそういうのも見てみたいな、と。

何はともあれ作者様にとっては初連載作品だったみたいです。
いろいろと苦悩もあったと思います。画力は格段に上がったように感じました・・・

また似たような、サイコホラー的な作品が読みたい。
世界観が繋がってたりしたら面白そう。
スピンオフ的なのでもいいぞ。

もっとこういう作品増えていいと思う。

最後に・・・



三堂三姫は最初の体術が続いていれば勝ってた(バトルマンガ的な意味で)



ほんま残念やでぇ・・・




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